ブレーズ・パスカル(1623‐62)は、キリスト教の真実性を示すため、人間の複雑な現実に対する精密な観察と分析に基づく人間学研究から出発して、哲学者の諸説や教説などを吟味した結果、キリスト教の教えに唯一の合理性があることを証明した。「人間の偉大と悲惨」という人間を覆う背反性を、キリスト教の創造論と原罪説が見事に説明しているのを発見する。本書は長年にわたる徹底的な『パンセ』の哲学的解読により、科学者パスカルの精神の軌跡を多面的に明らかにして、パスカルの実存に迫る貴重な研究成果である。
著者:道躰滋穂子
判型:A5判上製
ページ数:304ページ
ISBN:978-4-86285-138-3
発行:知泉書館
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