糸永師は、現代における「信仰の深刻な危機」を訴える教皇ベネディクト16世の思いに呼応して、自身が運営するブログ『糸永真一司教のカトリック時評』 の中で、第二バチカン公会議に関する小論を発表してきた。第二バチカン公会議の課題は、教会の「刷新」「現代化」にあったが、教皇をはじめと する公会議教父たちの努力と、これを導いた聖霊のたまものによって現代世界 に大きな実りをもたらした。公会議開幕から50年、「公会議公文書は、今読んでも人知を超えた神の英知をそこに読み取ることができる」。今回の上梓が、「公会議の真意を測り知る手がかりになれば」、それが師の願いである。
●著者紹介:糸永真一(いとながしんいち)
1928 年 長崎県平戸市に生まれる。 1952 年 カトリック司祭に叙階される。 1969 年 鹿児島教区司教に任命される。 1970 年 司教に叙階される。 2006年 教区司教を引退する。
著者:糸永真一
判型:A5判並製
ページ数:116ページ
ISBN:978-4-8056-5631-0
発行:サンパウロ
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