本書は、カトリック新潟教区司教であり、カリタスジャパン担当司教でもある著者の菊池功師が、ルワンダ難民キャンプでの活動、また8年間にわたるアフリカのガーナでの生活体験を生かして、「平和の達成には貧困の撲滅が不可欠である」という観点から、貧しい国々、富める国々でいったい何が起きているのかを具体的事例を示しながら、月刊誌『家庭の友』(サンパウロ発行)の「時の話題」に5年に渡って連載したものを一冊にまとめたものである。
第1部では「開発・発展・MDGs」、第2部は「アジア・アフリアの今」、第3部では「カトリック協会と世界」について述べられ、不公平な社会の仕組みが見えてくる。
タイトルの一部に使われている「MDGs」とは、Millennium Development Goalsの頭文字をとった略語であり、日本語では「ミレニアム開発目標」と訳されている。2000年に開催された国連ミレニアム・サミットや主要な国際会議やサミットにおいて共通の目標として採択され、2015年までに達成すべき「極度の貧困と飢餓の撲滅」など含む8つの目標と、それに伴う18のターゲットが掲げられている。
●著者紹介:菊地 功(きくち いさお)
1958年 岩手県宮古市に生まれる。1986年 南山大学大学院神学博士。1986年 司祭叙階(神言修道会)。2004年 司教叙階(新潟教区)。現在、カトリック新潟教区司教、カリタスジャパン担当司教。
著者:菊池 功
判型:A6判並製
ページ数:216ページ
ISBN:978-4-8056-1518-8
発行:サンパウロ
内容について: 本ページにて、内容紹介、目次、収録内容等をご案内しておりますが、記載の無い商品や更に詳細な内容をお知りになりたい場合、内容に関するご意見・感想、商品の発行予定等につきましては、各出版社・メーカーに直接お問い合わせをお願い致します。
重要事項: お客様のご都合による書籍の返品はできません。書籍の乱丁・落丁につきましては、出版社・メーカーに直接お問合せください。乱丁、落丁の場合には、出版社とお客様との間で直接交換となります。書籍の奥付に問い合わせ先が記載されておりますので、ご参照ください。