第二バチカン公会議を経て発展し、世にあって神への奉仕に方向づけられ、現代人に神の真理を知的な形で提供する今日のカトリック神学。その多様性について、カトリック神学を特徴づける基本的展望と原理を考察し基準を提供する文書。さまざまな環境において働く神の恩恵に関する探究であるために、神学が多くの形態をとることの正当性と必然性を認めつつ、「唯一の主の声」を伝えるという教会の使命ゆえに、神学に求められる唯一性、保つべき真のアイデンティティを明示する。
●目次
はしがき
序
第一章 神のことばに聞くこと
第一節 神のことばの重要性
第二節 信仰―神のことばへの応答
第三節 神学―信仰の理解
第二章 教会の交わりのうちにとどまること
第一節 神学のいのちとしての聖書研究
第二節 使徒伝承への忠実さ
第三節 「信仰者の感覚」への配慮
第四節 責任をもって教導権に依拠すること
第五節 神学者たちの交流
第六節 世界との対話
第三章 神の真理を説明すること
第一節 神の真理と神学の合理性
第二節 方法および専門分野の多様性における
神学の唯一性
第三節 学術と知恵
結び
注
訳者あとがき
著者:教皇庁教理省 国際神学委員会
判型:B6判並製
ページ数:112ページ
ISBN:978-4-87750-172-3
発行:カトリック中央協議会
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