教会は、喜びも悲しみも、皆で分かち合う場。幸福を求める人、平和を実現しようとする人、そして、苦しみ悩む人、だれもが自分の場を見出せる共同体を目指して歩み続ける。信仰年を機に、現代社会に生きる人々の確かな希望がイエス・キリストにあることを再確認し、信仰を深め、周囲に伝える大切さを、司牧生活40年を迎える大司教がやさしく語りかける。
●目次
序にかえて
第1章 3・11後の現実を見つめて 望みのエッセンス
わたしたちは希望によって救われているのです
人間はつながりの中でしか存在できません
マリアは主のことばは必ず実現すると信じました
平和のために祈り、学び、行動しましょう
闇は光によってしか消滅させることができないのです
十字架に神の愛が示されています
第2章 光を灯してくださる方 慈しみのエッセンス
自分も神様にとって大切な存在であることを知るのが一番です
人生の不条理の中に信仰の光を見ています
この世は過ぎ去りますが永遠を目指す生き方があります
支え合う共同体を作っていくことが課題です
裁きは神の手にゆだねるべきです
イエスは「いやす人」でした
第3章 イエス・キリストの弟子として生きる 幸せのエッセンス
わたしたちは幸福になるために生を受けたのです
神の思いは人間の理解を超えています
多くの聖人は孤独と神の沈黙を経験しました
キリストは正義と愛と平和の王です
見えない神を信じ神の愛を信じることが信仰です
誠実を尽くして神様の計らいにお任せしましょう
第4章 ともに旅する教会 つながりのエッセンス
イエスを学ぶことによって教会の使命が見えてきます
キリストの十字架は人類の悲惨さを担ったのです
だれもが神から出て神へ帰る旅の途上にあります
罪人の中にも神様の栄光が輝いています
教会には世界の不条理をともに担う使命があります
一人ひとりのかけがえのなさこそが大切です
あとがき
初出一覧
著者:岡田武夫
判型:B6判変型並製
ページ数:172ページ
ISBN:978-4-87232-083-1
発行:オリエンス宗教研究所
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