本書は、聖アンセルムスの神学を素材として、中世ヨーロッパの神学を現代カトリック教義学の視点から解釈し、研究したものであり、著者は一カトリック信徒である。
聖アンセルムスにおいては、信仰することほど理性的なことはなく、信仰こそが真に理性を活性化する。彼の神学的思惟は、キリスト論に関する領域に深く貫入し、さらには聖霊論、秘跡論(特に御聖体の秘跡に関する考察)、終末論的人間論を包摂する恩恵論に向かう。この教義学的叙述は、彼の人生が紡ぎだしたものであり、彼の人生そのものであった。
著者:佐々木 徹
判型:A5判上製
ページ数:534ページ
ISBN:978-4-8056-4830-8
発行:サンパウロ
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