「開かれた食卓」と「無償の癒し」を通して
「神の国」を実演し、
教祖に祭り上げられることを拒んで
放浪を続けた男。
その男の生と死に
神の無比の顕現を見た友人たち――。
私たちの「史的イエス」(=イエスの歴史的実像)に対する興味と関心は尽きない。だがそれは、教会の教義をいったんカッコに入れ、聖書の記述を批判的に吟味検討する作業を必要とする。本書は、史的イエス研究に常に一石を投じ続けてきた著者が、自らのイエス観のエッセンスをインタビュー形式に託して率直に語った好著。目の覚めるような聖書解釈が展開される。
また、全米各地から著者に送られてきた多くの手紙を各章の冒頭に紹介。著者の見解を歓迎するもの、忌避するものなど、現代アメリカ人のイエスをめぐる宗教感情の多様性が分かり興味深い。
【目次より】
1 ともかく福音書を読んでみよう
2 イエスは神の御子、処女マリヤの子か
3 洗礼者ヨハネとイエスはどう関わったのか
4 イエスは何を教えたのか
5 イエスは奇蹟を起こしたのか
6 キリスト教はイエスの新興宗教か
7 誰がなぜイエスを処刑したのか
8 復活の日に何があったのか
9 どのようにしてイエスがキリストになったのか
著者:ジョン・ドミニク・クロッサン
訳者:飯郷友康
判型:四六判並製
頁数:192ページ
ISBN:978-4-400-12305-7
発行:新教出版社
内容について: 本ページにて、内容紹介、目次、収録内容等をご案内しておりますが、記載の無い商品や更に詳細な内容をお知りになりたい場合、内容に関するご意見・感想、商品の発行予定等につきましては、各出版社・メーカーに直接お問い合わせをお願い致します。
重要事項: お客様のご都合による書籍の返品はできません。書籍の乱丁・落丁につきましては、出版社・メーカーに直接お問合せください。乱丁、落丁の場合には、出版社とお客様との間で直接交換となります。書籍の奥付に問い合わせ先が記載されておりますので、ご参照ください。