激しい弾圧に耐え、仏教を隠れ蓑としてキリシタンの信仰を守り通してきたとされる〈隠れキリシタン〉。だが、彼らが今日まで大切に伝えてきたものはキリスト教ではなかった。長崎県各地の現地調査を通して、オラショ(祈り)や諸行事に接し、彼らが370年余り祈り続けてきたものが本当は何だったのかを探り、日本民衆のキリスト教受容の実像に迫る。
●目次
カクレキリシタンとは何か/I カクレキリシタン誕生(日本人とキリスト教の出会い〈カトリックはなぜ日本にやってきたのか/日本人はキリスト教をどう理解したのか/キリシタンが急速に増えたのはなぜか/豊臣秀吉はなぜバテレン追放令を発布したのか/家康はなぜ禁教令を出したのか/殉教者は何に対して命を捧げたのか〉以下細目略/潜伏キリシタンとカクレキリシタンの発生/信仰の継承とその組織)/II オラショと行事(カクレキリシタンの祈り―オラショ/カクレキリシタンの行事/お授け(洗礼)と戻し方(葬式))/III 信仰の実像(信仰の本質とその仕組み/どんな神様を拝んでいるのか/なぜキリスト教信徒数は増えないのか)
著者:宮崎賢太郎
判型:四六判 上製
ページ数:248ページ
ISBN:978-4-642-08100-9
発行:吉川弘文館
内容について: 本ページにて、内容紹介、目次、収録内容等をご案内しておりますが、記載の無い商品や更に詳細な内容をお知りになりたい場合、内容に関するご意見・感想、商品の発行予定等につきましては、各出版社・メーカーに直接お問い合わせをお願い致します。
重要事項: お客様のご都合による書籍の返品はできません。書籍の乱丁・落丁につきましては、出版社・メーカーに直接お問合せください。乱丁、落丁の場合には、出版社とお客様との間で直接交換となります。書籍の奥付に問い合わせ先が記載されておりますので、ご参照ください。