「キリスト教信仰を伝えるための新しい福音宣教」をテーマとした世界代表司教会議(シノドス)後の使徒的勧告。共同体、聖職者、そしてすべての信者に、自分自身の殻に閉じこもることなく外へと出向いて行き、弱い立場にある人、苦しむ人、貧しい人、すべての人に福音を伝えるよう強く促す。「熱意と活力に満ちた宣教の新しい段階」への歩みを望む教皇の思いが力強く表現された、希望と励ましに満ちた文書。
●目次
序 文
I 新しく、共有される喜び
II 甘美と慰めに満ちた福音宣教の喜び
III 信仰伝達のための新しい福音宣教
第一章 教会の宣教の変革
I 出向いて行く教会
II 回心する司牧
III 福音の神髄から
IV 人間の限界の中に具現化する宣教
V 開かれた母の心
第二章 危機に直面する共同体
I 現代世界における課題
II 司牧にかかわる者が直面する誘惑
第三章 福音の告知
I 福音を伝えるのは神の民全体である
II 説教
III 説教の準備
IV ケリュグマを深めるための福音化
第四章 福音宣教の社会的次元
I ケリュグマの共同体的・社会的影響
II 貧しい人々の社会的包摂
III 共通善と平和な社会
IV 平和への貢献としての社会的対話
第五章 聖霊とともにある福音宣教者
I 宣教を新たに推進するための動機
II 福音宣教の母であるマリア
注
あとがき
本書は教皇の母国語であるスペイン語原文からの訳出。
著者:教皇フランシスコ
訳・監修:日本カトリック新福音化委員会
判型:四六判 上製
ページ数:272ページ
ISBN:978-4-87750-184-6
発行:カトリック中央協議会