日本初のこどもホスピス。そこは「希望」と「癒し」のあふれるところ。ここで“いのち”を精いっぱい生きた子どもたちの姿は、“いのち”の尊さを教えてくれます。

●目次
序文　　柏木哲夫

１．こどものいのち
子どものいのちの成長と心の理解　　柏木道子
子どもの「死」の理解　　藤井美和
　子どもらしく輝ける時間を……入院する子どもたちとの遊び　　上山美津穂
親のスピリチュアルペイン　　藤井理恵
死にゆく子どものたましいの痛み　　美馬里彩
　絵本をとおして”いのち”と”死”を子どもに伝える　　田辺欧

２．子どもとホスピスケア
子どもたちは死や離別をどう受けとめるか　　シスター・フランシス・ドミニカ
子どもの病とホスピスケア　　鍋谷まこと
小児がんの子どもへのケア　　太田秀明
　ヘレンハウスを訪ねて　　長尾真由美
英国から世界に広がった子どもホスピスの歴史を学ぶ　　馬場恵
地域に根ざした子どもホスピス　　濵田裕子
　「こどもホスピス」のあかり　　橋田裕司

３．天国へ旅立った子どもたち
亡き子と生きる　　藤綱剛
葵　　白水照枝
余命宣告を受けた日　　福本留美
すーちゃんあのね　　山川久子
子どもたちとの出会い　　羽鳥裕子
　家に残された子どもたちのケア　　清田悠代

おわりに　　藤田美和

著者鍋谷まこと/藤井美和/柏木道子
判型：A5判　並製
ページ数：223ページ
ISBN：978-4-264-03348-6
発行：いのちのことば社