粕谷甲一講話集第二巻。悲惨さと苦しみのどん底で人間の無知を知ったとき、そこに突然差してくる恩寵の光……。「救われるとは」「秘跡とは」について、人間が出会うさまざまな事例を通して語っている。
●目次
第一章 神さまとは―そのつなぎとしての秘跡
1. 水戸黄門の「お天とうさま」
2. 人間の心が恋い慕っているもの
3. 真に出会いを求めている人
4. 人間の心の不安定さ
5. 秘跡のしるしの力
6. 水の洗礼と望みの洗礼
第二章 救われるのは誰か―宣教の動機の一断面について
1. 水と救いと何の関係があるか
2. 「種まき」と「刈り入れ」論争
3. インディアン少女アメリアの話
4. 差別なく、すべての人とともにする食事
5. 「わたしの神」の崩壊
第三章 絶望から希望へ―ミサ聖祭の一断面
1. 不思議な平和
2. 心の中に起こる聖変化
3. 人はみな絶望と希望の間をさまよっている
4. 荒野における飢えた群衆
5. 現実を逃げないでささげ、エゴを手放す
第四章 どうしたらいいの?―星光暗夜
1. イエス自身が道である
2. 帰ってきた金稼ぎロボット
3. 二つの暴力の形
4. 二百五十年の鎖国の結果
5. 暗黒に輝く星くずの光
第五章 仲間について―最上の喜びへの道
1. 誰を仲間と思っているか
2. 神学校時代の仲間の思い出
3. 思索の極みは祈り、幼子の心
4. 聖フランシスコの「完全な喜び」
5. フィリピン時代の仲間
第六章 ヒューマニズムをこえるもの―愛と自由と苦しみについて
1. 「障害の神学」への問い
2. すべての人間に共通の点
3. 神の似姿に造られたとは
4. 障害者の痛み苦しみとイエスの死
5. 許しの力は上から来る神の光
第七章 心、この不思議なもの―グリーン・カードと聖心の信心
1. 映画『グリーン・カード』から
2. 外国人出稼ぎ労働者の「三つの声」
3. 『風に立つライオン』に見る「もう一つの声」
4. 日本の難民対策の今後
5. 人間の分裂した心に一致を見いだしていく
6. 心のいちばん奥底にあるものは……
著者:粕谷甲一
判型:新書判 並製
ページ数:234ページ
ISBN:978-4-7896-0758-2
発行:女子パウロ会
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