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真理と神秘 聖書の黙想 クラウス・リーゼンフーバー小著作集II [知泉書館]

パウルスショップ価格: 5,060円(税込)

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著者は中世哲学研究では多数の著述や編集を手がけ、わが国の学会に多大な貢献をしてきた。本著作集は来日して四十有余年にわたる宗教者としての活動の足跡を集大成したものである。
多くの信者と向き合い、参禅体験や西田哲学の探求など日本の文化と社会に深くかかわりながら説教や講話、文筆活動をとおして多くの日本人にキリスト教を伝えてきた。本巻は「真理と時間」「神認識と神への信仰」「父なる神と子なるイエス」「赦しと愛」「黙想」「祈りをめぐって」など6つの主題を35章にわたり展開する。
ここでは画一化された概念的図式や観念的な思弁を避けて、直接的に確認しうる経験や意識の状態を考察することによって真理認識から神秘に近づくことを試みる。人間の本質をなす世界内性と超越への関わりを分析し、身近なものを通して一なる把握しがたい根源を求め、また、この根源への見通しに導かれて人生の課題を理解する人間精神の二重性を明らかにする。
また自己の心を通して根源的な事柄を熟慮し、自らの精神的基盤を確認しようとする瞑想や黙想に光をあて、個人の精神的自己形成の優れた道を示す。読者は聖書に寄り添って紡がれる著者の言葉と信仰への情熱に、深い感銘と共鳴を覚えるに違いない。

●目次
〈心理と時間〉
第1章 心理に従って生きる
第2章 心理に聴く 自由への招き
第3章 時間と永遠
第4章 虚しさとの戦い
第5章 微笑の哲学
第6章 人生を感謝する
〈神認識と神への信仰〉
第7章 神を探し求める
第8章 起源への立ち帰り
第9章 経験的神認識
第10章 神を知るという冒険
第11章 信じるとは
第12章 信仰の喜び
第13章 言葉に出会う
第14章 神の力に生きる
第15章 アーメン ハレルヤ
〈父なる神と子なるイエス〉
第16章 「神」から「父」へ
第17章 子となる
第18章 福音のために働くイエス
第19章 へりくだりという神の道
第20章 イエスの受難と復活の一致
〈赦しと愛〉
第21章 罪の赦しという神体験
第22章 神にならって赦してあげる
第23章 イエスの内にある隣人愛
第24章 神の愛を考える
第25章 超越を生きる愛
〈黙想〉
第26章 黙想という発見の道
第27章 黙想の意味
第28章 言葉を種とする黙想
第29章 黙想の三脚的構造
〈祈りをめぐって〉
第30章 神との対話
第31章 朝という時
第32章 昼間という光の時間
第33章 日が沈む夕方
第34章 夜の隠れた秘密
第35章 謙遜と祈り


著者:クラウス・リーゼンフーバー
判型:四六判 上製
ページ数:497ページ
ISBN:978-4-86285-217-5
発行:知泉書館

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