あれから5年---。
メディアは、どれほどの情報を人々に発信してたのか、
時に人々は取材される側になり、微妙な温度差を抱きつつも、
情報のキャッチボールを交感する姿を東北大学大学院の
俊英たちが徹底検証し、被災地の変遷を見つめる!
●目次
はじめに
第1章 東日本大震災報道におけるテレビの功罪
--宮城県山元町の事例から 櫻井みや子
第1節 報道格差と山元町
第2節 すれ違うテレビ局と被災者
第3節 非取材者の期待と失望
第4節 情報発信する被災者の新たな台頭
第5節 テレビ報道の光と影
第2章 テレビ報道における福島の表象とその現実
--福島県浪江町の事例から 佐々木加奈子
第1節 届かない浪江町の声
第2節 浪江町避難者はテレビをどう見ているか?
第3節 伝えられていない福島の現実
第4節 テレビによる福島の視覚表象
第5節 福島表象に隠れる避難者達の思い
第3章 被災報道と地域民放テレビ局の役割 三村泰一
第1節 送り手と受け手の距離
第2節 2011年のインタビューから
第3節 福島をめぐる2014年のインタビューから
第4節 2つの時期とテレビ報道
第5節 地域とテレビ局
コラム 海外からの視点
文化的視点から見たジャーナリズムと災害
--ドイツと日本の3.11報道 フローリアン・マイスナー
中国メディアの報道および視聴者の反応 曹 君・崔欣楚
第4章 震災と報道を巡るメディア・スタディーズ 志柿浩一郎
第1節 ポスト3・11の状況とメディア・スタディーズ
第2節 これまでのディスコース
第3節 これからのメディア・スタディーズに向けて
第5章 メディアと「被災者」の対話と協働に向けて 坂田邦子
第1節 メディアによる被災者表象
第2節 届かない「被災者」の声
第3節 メディアと〈市民〉
おわりに
編者:坂田邦子、三村泰一
判型:四六判 上製
ページ数:272ページ
ISBN:978-4-8056-7330-0
発行:サンパウロ
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