人生はあらゆる喪失に満ち、喪失とその悲哀とともに、どのように生きるかを問われている。これに対しグリーフ(悲嘆)ケアは、この心理的な危機にいかに対処するかという点に力点が置かれてきた。たしかに一時的な援助の手を差し伸べることは欠かせない。しかし私たちは、喪失が引き起こす当面の危機を乗り越えた後も、喪失を抱えて生きていかなければならない。
●目次
序 対話する死生学 喪失とともに生きるために
1章 喪失とともに生きる人たちとの出会い グリーフカウンセリングの現場から
2章 こどものいのちを看取ること 小児救急の現場から
3章 生を享けること、失うこと 周産期医療の現場から
4章 老病死に向き合う人から学ぶ 終末期ケアの現場から
5章 ホームを失って生きる 路上生活者の語りから
6章 がんが教えてくれたこと 患者・看護師としての体験から
7章 自他の喪失を支えるつながり グリーフから希望を
終章 死とともに生きることを学ぶ 対話する死生学のために
編者:竹之内裕文、浅原聡子
版型:四六判 並製
ページ数:310ページ
ISBN:978-4-908765-00-1
発行:ポラーノ出版
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