被爆60年。広島・長崎の人たちが語る無惨な死と無念の別れ、一瞬のうちに暗転した人生、今なお続く後遺症の痛み、これらすべてを超えていく歩み。そして、核兵器廃絶に取り組む真摯な人々。平和の礎はこうして築かれる。
○主な目次
メッセージ……秋葉忠利
「平和アピール」……教皇ヨハネ・パウロ二世
I 広島のこころ
この悲しみはわたしだけで……松原美代子
ひろしまー屍をこえてー……山口裕子
あの「きのこ雲」の下にわたしもいた……長谷川儀 ほか
II 長崎の祈り
恵の丘長崎原爆ホーム別館より
1原爆被爆者へのメッセージ……教皇ヨハネ・パウロ二世
2「おかあさんを助けて!」ー耳朶に残る子どもの声……石崎タミ子
3勝利を信じて亡くなった叔父……浜本宮太
4『鬼のごたる』ー被爆者が演じる被爆体験……鹿山彰
生死を分けたリヤカーの前と後……清水昇 ほか
編著: 女子パウロ会
判型: 四六判上製
ページ: 272頁
ISBN: 4-7896-0595-7
発行: 女史パウロ会