季刊誌SOWER(ソア)連載「人物と聖書」の単行本化。各方面で活躍した日本人がキリスト信徒であるなしに関わらず、聖書とどう向きあい、生き方にどのような影響を受けたか。それを日本キリスト教史の第一人者で、内村鑑三研究で知られる鈴木範久氏(立教大学名誉教授)が探りました。『学鐙』(1999年)に掲載された「鈴木大拙の聖書」も収録。
●目次
はじめに
「我が罪」のありか 夏目漱石
「ざんげ洗礼」を求めて 田中正造
女性医師のさきがけ 荻野吟子
聖書を日本に根付かせた 内村鑑三
「いと小さきもの」へ 石井亮一
聖書に求めた人間の真実 太宰治
市井の教育者 井口喜源治
美のうちろにあるもの 高村光太郎
プロテスタント最初の殉教者 市川栄之助
生と死と愛の深み 川端康成
聖書を民衆のもとに 山室軍平
『出家とその弟子』に咲いたユリ 倉田百三
刀をかえて聖書に 新島襄
青春小説に文体化 石坂洋次郎
一生を通じた最大の愛読者 新渡戸稲造
世を去るまで枕頭にあった 芥川龍之介
パウロと「経験」を共有する 西田幾多郎
福祉タウンを築いた 長谷川保
大正デモクラシーの精神 吉野作造
ヨセフ物語に泣く 中勘助
銭形平次の作者 野村胡堂
関東学院を築いた 坂田祐
雲の柱に導かれて 賀川豊彦
最初の聖書日本語訳に協力 音吉
感動のよすが 堀辰雄
小さな英文バイブル 山本五十六
旧約を愛読 萩原朔太郎
戦中の愛読書 斎藤勇
貧しき信徒 八木重吉
新生と自由の根源 鈴木大拙
著者:鈴木範久
判型:B6判 並製
ページ数:184ページ
ISBN:978-4-820-9247-0
発行:日本聖書協会
内容について: 本ページにて、内容紹介、目次、収録内容等をご案内しておりますが、記載の無い商品や更に詳細な内容をお知りになりたい場合、内容に関するご意見・感想、商品の発行予定等につきましては、各出版社・メーカーに直接お問い合わせをお願い致します。
重要事項: お客様のご都合による返品はできません。書籍の乱丁・落丁につきましては、出版社・メーカーに直接お問合せください。乱丁、落丁の場合には、出版社とお客様との間で直接交換となります。書籍の奥付に問い合わせ先が記載されておりますので、ご参照ください。