信仰生活に欠かせない「祈り」と「秘跡」を、日常的視点から松永司教がかみくだいて説く。・・・・・お祈りは、信者の私たちのいわば信仰生活、いわば魂の奥底の宗教体験です。ですから、お祈りについてお話しすることは至ってやさしいことです。信者としての自分の日頃の生き方をそのまま話せばいいからです。でも、ある意味では非常に難しいことです。自分の内面の生活をさらけ出すことであり、自分の宗教生活の程度の低さを暴露することにもなるからです。(中略)神の偉大さの前に、自分のみじめさを告白するのが、お祈りの大切な要素です。
著者: 松永久次郎
判型: 文庫判
ページ: 226
ISBN: 4-88216-029-3
発行: 聖母の騎士社