全21巻で完結した「中世思想原典集成」の第II期がスタート。
第1巻、第2巻は現代思想にまで絶大な影響を及ぼすカノン中のカノンの登場。
在るものは真なるものである―1256年、30歳を越えたばかりで教授資格を得たパリ大学神学部で、少壮の巨匠トマスが繰り広げた創意の連続討論集。『神学大全』における大綜合への若き日の、精緻にして野心的な定礎。上巻は真理、神の知、御言葉、摂理、予定、天使の知、精神、予言など。全29問題、本邦初完訳。
●目次
真理について
神の知について
イデアについて
言葉について
摂理について
予定について
生命の書について
天使の認識について
天使の知の伝達について
精神について
教師について
予言について
脱魂について
著者:トマス アクィナス
訳者:山本耕平
編訳・監修:上智大学中世思想研究所
判型:A5判 上製
ページ数:954ページ
ISBN:978-4-58-73434-8
発行:平凡社
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