キリスト教弾圧の鎖国時代、キリシタンたちは江戸のほか、関東、東北地方にも生きていた。その実情を紹介する。
太平洋の黒潮に乗って、多くのフランシスコ会士たちは日本に上陸し、江戸でキリシタン寺や病院を建て、関東で布教を始めた。彼らが、江戸で開教して間もなく四百年になろうとしている。私たちは先駆者たちが命がけで伝えてくれた尊い信仰の遺産を再び見直し、更にその苦難の足跡を偲びながら正しい知識を後世に伝えてゆかなければ成らない。
著者: 高木一雄
判型: 文庫判
ページ: 314
ISBN: 4-88216-152-4
発行: 聖母の騎士社