大航海時代、メキシコ、スペインを経て、ローマ教皇パウロ5世に謁見した慶長使節の7年に及ぶ苦難と壮挙の物語。
16世紀から17世紀に至る大航海時代、日本人が初めて異国の宗教と出合い真剣に信じていったことは事実であった。そのことがあったからこそ日本人の船サン・ファン・バプチスタ号が2回にも及ぶ太平洋の横断を為し遂げたわけである。それと共に日本人が新イスパニア(メキシコ)、イスパニア(スペイン)、そしてローマ教皇の許まで行ったことは永遠に讃えられるべきものである。
著者: 高木一雄
判型: 文庫判
ページ: 198
ISBN: 4-88216-186-9
発行: 聖母の騎士社