アビラの聖女テレサは、清めの道、照らしの道、一致の道に導かれながら、主キリストの愛の道に全人生を捧げて従った。
一つの人類史には、一つの人間の道がある。そして一つの救済史には、一つの神の道がある。この人類史と救済史が交わるところに、人類と神、神と人間の交わる道がある。その道の中心に、キリストの十字架が神と人類、人間と神を、そして人間と人間を一つに結ぶ「キリストの愛の広さ、長さ、高さ、深さ」(エフェソ3・18)において聳え立っている。(「序」より)
編著: 鈴木宣明
判型: 文庫判
ページ: 236
ISBN: 4-88216-196-6
発行: 聖母の騎士社