何気なく使っている言葉のルーツをたどってみると、意外な語源に生き着く。俳優ならではの言葉へのこだわりが一冊の本になった。
言葉に生命があるとすれば、彼らはなんと不幸な星を背負ってきたことか。そしてまた逆に、何と屈託なくその運命をはねのけてきたことでしょうか。私にはその「言葉たちのひとりごと」が聞こえてきます。泣きごとであったり愚痴であったり、ときに滑稽であったり、あるいはちょっと誇らしげに聞こえることすらあります。舞台活動の周辺で出会うたくさんの「言葉たち」の中から、個人的に興味をそそられたものだけを、採り上げてみました。(浜畑賢吉)
著者: 浜畑賢吉
判型: 文庫判
ページ: 283
ISBN: 4-88216-203-2
発行: 聖母の騎士社