1870年1月【明治】2年12月、長崎・浦上村のキリシタン3千人余が全国20藩に流配となった。その悲惨な状況報告第2集。
教会に復帰したキリシタンたちに対して、政府は厳しい弾圧を加えた。まず慶応4年(1868年)指導者的立場にある信徒114名を検挙して、萩、津和野、副山に流配し、ついで明治2年12月(1870年1月)には、浦上村のキリシタン三千名全員を、上記3ヶ所、および和歌山、名古屋、金沢、富山など、日本全国20藩に流配するという異例の処置を取ったのである。
著者: 三俣俊二
判型: 文庫判
ページ: 230
ISBN: 4-88216-228-8
発行: 聖母の騎士社