NHKの朝ドラ「エール」にも登場した永井隆は、結核の透視診断を続けて被ばくし、さらには原子爆弾でも被爆し、放射線を使用することの人道性と非人道性とを我がこととして深く体験した医師であった。本書は、晩年の著作群に残された博士の魂のことばを、博士自身が描いた絵とともに収めたものである。これからの未来を担う小学校高学年以上の子どもたち、中・高生や大人の方々に広くおすすめしたい一冊である。
絵・文:永井 隆
編集:サンパウロ
判型:B6判 並製
ページ数:84ページ
ISBN:978-4-8056-7809-1
発行:サンパウロ
著者略歴 永井隆
1908年 島根県松江市に誕生。
1932年 長崎医科大学(現長崎大学医学部)を卒業し、放射線専門医となる。
1945年 原子爆弾により被爆し、三ツ山で救護活動を行う。
1948年 如己堂に移り住む。
1949年 『長崎の鐘』出版。
1951年 帰天、43歳。
著書
『この子を残して』『ロザリオの鎖』『亡びぬものを』『生命の河』『長崎の鐘』『花咲く丘』『原子雲の下に生きて』『いとし子よ』『如己堂随筆』『乙女峠』『私たちは長崎にいた』『原子爆弾救護報告』『村医』『平和塔』『長崎の花』『原子野録音』『新しき朝』など。
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