神なしの暗闇の中で苦しむ人々を助けるためにも、
イエスと深く一致しながら、同じ闇を生きぬいたマザーテレサ。
最も愛されている現代の聖人、コルカタの聖テレサは
多くの人に霊感を与えています。
高名な説教師ラニエーロ・カンタラメッサが、
十字架上の「イエスの渇き」へのこたえと貧しい人々への奉仕との、
マザーテレサにとって、分けることのできない関係や、
深い霊性に光を当てた、教皇庁での黙想会講和集。
より純粋な愛へのこの道から、各自が学び実践できることも語る。
もしいつの日か聖人になるとしたら、
わたしは"闇の聖人"になるにちがいありません。
地上で、闇の中にいる人たちの光となれるように
天国をいつも留守にしているでしょう。
──コルカタのマザーテレサ
マザーテレサが列福されたのは二〇〇三年十月十九日のことでした。
その年の待降節に、わたしはマザーについての黙想会を教皇庁で行う機会がありました。
本書はそのときの講話を収めたものです。
──著者序文より
●目次
1.「故郷を離れて、さあ行きなさい。」
1.聖性の源泉へ
2.ザクロの種
3.よいインスピレーション
4.霊の識別
5.聖霊に導かれるままにする
2.「たとえ死の陰の谷を歩むとも……」
1.夜の闇の中で
2.「荒涼の中にいる」偉人たちと並んで
3.清めだけではなく
4.無神論者と既婚者たちの傍らで
5.わたしたちの小さな夜
3.「生きているイエスを知っていますか?」
1.マザーテレサの生きる意義、イエス
2.愛の実とは奉仕すること
3.「わたしは奉仕するものとしてあなた方の間にいる」
4.それを超えるものを思い浮かべるものができないほどのキリストへの愛
4.「渇く」
1.創造的ことば
2.イエスが求めるのは、与えるため
3.教皇のメッセージ
4.創立者の死の後
5.マザーテレサとベタニアのマリア
著者:ラニエーロ・カンタラメッサ
訳者:太田綾子
判型:B6判 並製
ページ数:120ページ
ISBN:978-4-7896-0826-8
発行:女子パウロ会
著者紹介:ラニエーロ・カンタラメッサ
カプチン・フランシスコ修道会司祭。
講演者、作家として、国際的に高く評価されている。
1980年、ヨハネ・パウロ二世によって教皇付説教師として任命され、
2020年11月28日教皇フランシスコによって枢機卿に任命される。
彼のスピリチュアリティに関する数多くの著作は、
20言語以上に翻訳されている。
著書:
『イエス・キリストを思い起こしてください 現代の信仰問題への応答として』
『司祭職 信徒にとって、聖職者にとって』、『聖霊とエウカリスチア』(サンパウロ)。
『ミサと聖体 私たちの成聖』(聖母の騎士社)。
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