かよわな、しわだらけの老修道女、マザー・テレサの中には強く、しわのない精神が宿っていました。
マザーはその生涯を聖母マリアの生き方にならって、隣人、特に貧しい人々の中に
おられる主に徹底的に仕えたのです。
最期の息を引き取るまで、福音の原点に生きたその姿こそ、現代に生きるわたしたちに残されたマザーの貴重な遺産です。
このたび、マザーのかたわらで長期にわたってボランティアとして働いていた片柳弘史さんが、マザーが折々につづっていた手紙、そして特に最期の日々にしたためあたかも遺言のような手紙を、身近でとらえた多くの写真とともに紹介してくださいます。
現代社会に生きるわたしたちにかならずや、勇気をもって生きる力を与えてくれることでしょう。(白柳誠一枢機卿による序文より)
訳者: 片柳弘史(写真・編訳)
判型: 155×155mm
ページ: 76
ISBN: 4-88626-306-2