哲学の三大テーマが、この1冊で理解できる!
哲学の世界では2000年以上もの間、数々の哲学者が膨大な思想や哲学書を生み出してきた。しかし私たちは、それらがあまりに多様かつ難解で、どこから学び始めればいいのか分からない。そこで注目するのが、哲学の基礎をなしている三大テーマ、存在論・認識論・価値論。それらの領域を「はじまり」から紐解けば、驚くほど哲学が「分かる」ようになる。「哲学」という学問の特徴はどこにあるのか。プラトン、デカルト、カント、ヘーゲル、フッサール――哲学者は世界の何に疑問を抱き、その思想はどう展開されたのか。「NHK100分de名著」にて解説の鮮やかさで話題を呼んだ哲学界の俊英が描く、誰もが知識ゼロから学べる哲学の地図。
●目次
はじめに
第1章 哲学とはどんな学問か
哲学の特徴/常識とは強制されたもの/なぜ哲学は「ちょっと何言っているか分からない」のか/
知識だけでは意味がない/哲学は建物の土台/概念の繫がりに注目する/学ぶべき三つの領域
第2章 存在とは何か
存在の二つの意味/本質と偶有性/プラトンの「イデア」/アリストテレスの「形相」/
存在そのものに本質はあるか/人はいつでも自分を変えていける/
「私」が「私」である理由はない/ハイデガーの「決意性」
第3章 認識とは何か
正しい知識と権威主義/デカルトの「方法的懐疑」/科学は本当に正しいのか/
因果律という大前提/カントが考えた三つの認識能力/宇宙の始まりは実証できない/
フッサールの「現象学」/エビデンスより大事なもの
第4章 価値とは何か
倫理学とは何か/ベンサムの「功利主義」/カントの「義務論」/
美学とは何か/カントの「自然美」/ヘーゲルの「芸術美」
おわりに
もっと哲学を学びたい人のためのブックガイド
著者:戸谷洋志
判型:A5判 並製
ページ:120頁
ISBN:978-4-14-407309-0
発行:NHK出版
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