幼年期における大切な教育のあり方を探求し続けるモンテッソーリ教育は、現代世界の教育界で大きな注目をあびている。
わが国のモンテソーリ教育の第一人者である著者の幼児教育への愛と熱い思いが伝わってくる本書は、先に出版された『たのしく育て、子どもたち』(サンパウロ)の姉妹編である。専門の先生がたはもちろん、小さいお子さまをおもちのお父さま、お母さまにもぜひお推めしたい本である。
●目次
1 バルセロナ
2 紅茶がお好き?
3 秩序を好む小さい子
4 「一人で、できるよ!」
5 子どもへの愛と科学的知識
6 モンテッソーリの観察
7 ローマで
8 モンテッソーリ教育を受けた子どものその後
9 コスミック理論
10 環境構成論
11 ベルリン
12 子どもの基礎学力
13 子育てママの叫び
14 幼児のしつけ
15 子どもの特徴と特長
16 日常の生活習慣
17 お母さんを吸収する幼児
18 ロンドンのお父さん
19 動きを吸収する
20 日本の中のドイツ人幼児
21 新米教師
22 沖縄から発信する平和教育
23 仮想現実と幼児
24 コルカタにて
25 幼児は動く
26 子育て一一〇番
27 親の都合で子育てはダメ
28 インドの大富豪レーナさん
29 国境を越える教育
30 現実に生きる人間の形成
31 障害児教育
32 モンテッソーリ教育の自己評価
33 アデレナへのメッセージ
34 モンテッソーリ教育の原点
35 「国境のない教育者」(EsF)
36 「いのちのひみつ」
37 モンテッソーリの発達観
38 モンテッソーリのコスモス(宇宙)
39 マリア・モンテッソーリの平和への努力
おわりに
マリア・モンテッソーリの略歴
著者:江島正子
判型:B6判 並製
頁数:288ページ
ISBN:978-4-8056-4818-6
発行:サンパウロ