共観福音書の中では隅に置かれがちだったマルコ福音書であるが、最も早い時期に書かれた福音書であり、また他の福音書誕生の際の資料とされたことがわかり、近年ますます注目を集めている。本書は、イエス・キリスト、福音書の成立背景、神の国、キリスト者としての歩み方についての六つの聖書講座をもとに編まれたものである。マルコ福音書からの引用多数。
○目次
すすめのことば
はじめに
神の子イエス・キリストの福音の初め
東京大司教区補佐司教 幸田和生
イエスの言葉を聞く人々と神の国の成長
カルメル修道会司祭 中川博道
エルサレムへの道 神言修道会司祭 西経一
イエスの変容 京都教区司祭 北村 善朗
イエスの道の完成ー神の国の実現へ 六甲病院チャプレン 沼野尚美
マルコ福音書におけるメシアの秘密
ノートルダム教育修道会シスター 小久保喜以子
著者紹介
あとがき
編著:京都教区聖書委員会
判型:四六判 並製
ページ数:340ページ
ISBN:978-4-8056-8033-9
発行:サンパウロ