「青少年の父」といわれるドン・ボスコ。彼が現代に至るサレジオ会活動をつくりあげたことはよく知られている。しかし、そのドン・ボスコを育て、最後まで支え続けた母のことに関してはそれほど知られていない。貧しい農家の娘として生まれ、困難な人生を送りながらも、懸命に働き、信仰に生き、マンマ・マルゲリタと慕われた女性の生涯を描く伝記。
○目次
第1章 豊かな遺産
第2章 母
第3章 死が分かつまで
第4章 分かち合い
第5章 神様はおまえたちをご覧になっている
第6章 母親だけが心を形成する
第7章 母親は司祭の魂をもっている
第8章 悲しい別れ
第9章 犠牲の実り
第10章 「あなたの息子が死にそうです!」
第11章 荒れた世の中
第12章 スラム街の少年たち
第13章 母の中の母
第14章 よい時もあれば悪い時もある
第15章 清貧の教え、清貧の実行
第16章 思い巡らす時
第17章 恐れる時
第18章 二人はいつも一緒
著者: ピーター・ラッピン
訳者: 柳沼千賀子
判型: 四六判並製
ページ: 290頁
ISBN: 4-88626-416-6
発行: ドン・ボスコ社