「2001年9月の同時多発テロに対し、アメリカ・カトリック司教団は、「報復戦争」宣言に圧倒的多数で賛成した。そして、その直後内部で聖職者による児童虐待という新たな激震が起こり、内外から厳しい告発を受けている。しかし、暗部が明らかにされ、もだえの中から心からの謝罪と刷新運動が起こるならば、真実の復元が力強く始まると信じる。」(序より)
本書は1966年に出版された『新しき歌』の数編と、同時多発テロ直前までの10年間にわたって発行された冊子の記事、さらにその後の著者の1年間の心の葛藤の末に見い出した「希望」を書き添えた、珠玉のエッセイである。
著者: 粕谷甲一
判型: A5判並製
ページ: 384
ISBN: 4-8056-7620-5
発行: サンパウロ