地球の誕生、ヒトの起源、進化論、新ダーウィン主義、環境保護、動物愛護、男と女、クローニング、遺伝子治療、安楽死、人工妊娠中絶、ヒト胚実験、着床前診断……。「神の像」として宇宙の中で独自の位置におかれた人間と被造世界とのあるべき関係を、現代の具体的諸問題に個々に触れつつ説く教皇庁文書。訳者による解説も併録。
●目次
前書き
序 文
第一章 神の像として造られた人間の人格
一 聖書と聖伝における「神の像」
二 「神の像」の神学に対する近代の批判
三 第二バチカン公会議と現代神学における「神の像」
第二章 「神の像として」――交わりにおける人格
一 身体と精神
二 男と女
三 人格と共同体
四 罪と救い
五 「神の像」と「キリストの姿」
第三章 「神の像として」――目に見える被造物の管理者
一 自然科学と、知識の管理
二 被造世界への責任
三 人間の生物学的統合への責任
結 び
解 説
●原題
COMMUNION AND STEWARDSHIP:
Human Persons Created in the Image of God
著者: 教皇庁国際神学委員会
判型: B6判並製
ページ: 96
ISBN: 4-87750-127-4
発行: カトリック中央協議会