日本の教会の活性化のためには、日本の教会がおかれている状況に対する共通認識を広めていくことが求められています。日本の教会の過去を真剣に問い直すことなしに、未来の扉を開くことはできません。
●目次
第1部 キリシタン時代
キリシタン時代の宣教のあり方を問い直す(溝部 脩)
植民地主義と結びついた宣教活動の限界(森一弘)
第2部 再宣教の時代
日本の宣教を再開したパリ外国宣教会の宣教師たち(オリビエ・シュガレ)
国づくりの中での宗教・キリスト教(太田淑子)
明治・大正の教会をつくってきた宣教師たち(ジュリアン・ガイヤール)
明治初期の宣教を、山上卓樹の生涯を通して見る(太田 勝)
大正・昭和前期の日本のカトリック教会の宣教姿勢に光をあてる(森一弘)
第3部 第2次世界大戦以降の時代
第2次世界大戦後の日本への宣教の試み(チェレスティーノ・カヴァニャ)
第2バチカン公会議後の日本社会と宣教(アドルフォ・ニコラス)
日本のカトリック教会共同体の構造的欠陥(?)について(森一弘)
サブタイトル: キリシタン時代からの宣教の歴史を振り返る
監修: 森 一弘(企画監修)
判型: B6判並製
ページ: 264
ISBN: 4-8056-6528-9
発行: サンパウロ