福音書をたびたび読むということは、イエス・キリストと出会い、親しく交わりを深めていくことである。新約聖書の四福音書は、イエス・キリストの生涯と言葉を伝えている。故に、率直に福音書を読みさえすれば、幸福な出会いに恵まれるはずだと思う。そこらあたりに、大きな錯誤がある。そもそも率直に読むというのは、どのようなことを意味するのだろうか。私は、その率直さがおのずと遭遇する顛末を、ここにしたためた。
著者: 森内俊雄
判型: 文庫判
ページ: 258
ISBN: 978-4-88216-277-3
発行: 聖母の騎士社