一方で時間と空間のなかにあり、他方で人々の魂の遍歴を通してなされる、教会の旅路あるいは歩みの途上にマリアが現存しています……。救いの計画のなかで明確な位置を占めるマリア。聖書と聖伝を通してなされる豊かな考察によって、神の母の秘義を鮮やかに浮き彫りにする。
●目次
はじめに
第一部 キリストの秘義とマリア
一 「恵まれた者」
二 「信じたかたは幸せ」
三 「このかたは、あなたのお母さんです」
第二部 旅する教会の中心にいる神の母
一 教会 地上のすべての国々に現存する神の民
二 教会の歩みと全キリスト者の一致
三 旅する教会の「マニフィカト」
第三部 母としてのマリアの仲介
一 主のはしため、マリア
二 教会とキリスト者一人ひとりとの生活におけるマリア
三 マリアの年の意義
結び
著者: 教皇ヨハネ・パウロ二世
判型: 文庫判
ページ: 160
ISBN: 978-4-87750-134-1
発行: カトリック中央協議会