ザビエル渡来から「禁教・鎖国」にいたる「キリシタンの時代」と、19世紀半ば日本の開国でキリスト教宣教師の入国が可能となり、現在の日本カトリック教会にいたる再布教時代。この二つの時代に光をあて、ヨーロッパ社会で培われてきたキリスト教が、日本にどのように伝えられ、移植されていったかを探ります。また、歴史叙述と人物評伝を交え、人々がどのように受容していったかを深めます。
●目次
1章 ヴァリニァーノの時代
2章 天正遣欧使節団
3章 諸修道会の来日と宣教
4章 キリシタン教会と音楽、演劇、絵画
5章 パリ外国宣教会の日本再布教計画
6章 キリスト教と明治維新
7章 幕末維新期の浦上キリシタン教書
8章 岩倉使節団とキリスト教
編者:太田淑子
判型:A5判並製
ページ数:308ページ
ISBN:978-4-87232-040-4
発行:オリエンス宗教研究所