イエスはどのような人物であり、どのように生き、どのような教えを述べたのか─キリスト教の原点であるイエスの実像に迫る。
●目次
序論 キリスト教の原点
聖書と史実とのかかわり
聖書の言語と成立の経緯
福音書の歴史的・批判的な読み方
第一部 イエスの宣教活動と周辺世界
第一章 洗礼者ヨハネとイエス
洗礼者ヨハネ
クムランと死海文書
イエスの使命意識の目覚め
第二章 メシアニズム
当時の政治的な状況
メシアニズムの成長
ゼーロータイと聖戦思想
ヨセフスとユダヤ戦争
第二部 イエスの思想の独自性
第三章 神の国の福音
イエスの関心事である「神の国」
山上の説教
創造信仰
共観福音書と二資料説
第四章 悪の支配からの解放
病人のいやしとそのメッセージ
奇跡物語と史実
悪霊の追放とその意味
当時の世界観と非神話化の課題
「自然奇跡」の理解
第五章 イエスのかかわった神
祈るイエスの姿
イエスの肉声「アッパ」
「主の祈り」
第六章 ゆるしと和解
罪びとたちと共にした食事
失われた羊のたとえ
「原罪」とは何か
放蕩息子のたとえ
罪の女のエピソード
第七章 愛と交わりの回復
もっとも重要な掟
よいサマリア人のたとえ
敵を愛すること
互いをゆるすこと
愛の掟
第八章 永遠のいのちの糧
パンのふやしの物語
原始キリスト教会の聖餐式
メッセージと史実
いのちの糧への問い
第三部 イエスの受難と死
第九章 イエスに訪れた危機
イエスをだれと言うか
ユダヤ人たちの拒絶
イエスの死についての予知
弟子たちの心構え
第十章 イエスの死の経緯と意味
「受難物語」
最後の晩餐
最高法院の裁判
ローマ総督の裁判
十字架上の死
第四部 「イエスの復活」への信仰
第十一章 「イエスの復活」についての証言
何が「歴史的」なのか
「イエスの復活」についての最古の証言
「死者の復活」の初穂
「空の墓」の物語
第十二章 キリスト教徒の基礎
聖書と聖餐における主の現在
聖霊の授与
三位一体の信仰
世界への派遣
神の国の基礎づけ
あとがき─キリスト教概説の取り組みについて─
著者:百瀬文晃
判型:A5判並製
ページ数:252ページ
ISBN:4-902211-05-X
発行:教友社
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