象嵌（ぞうがん）とは、象（かたど）って嵌（は）める技法です。
製造工程としましては、乾燥させた木片表面をデザインに合わせてレーザーで彫り、次に磨いた貝殻の真珠面をレーザーで象ります。
木片の彫られた部分に、象られた貝の破片を嵌め込んでいきますが、その際木工用ボンドで接着します。
例えば「ぶどう」の場合でしたら、30数片にもなるので、まるでパズルのようです。
細い線や細かい部分は、折れないように細心の注意を払いながらピンセットで嵌めていきます。
再び乾燥させた後、側面を丸くなるよう手作業でヤスリがけをし、金具を取り付けます。
まさに、職人さんたちによる工芸品です。
※天然素材、手作りの聖品ですので、木目や色調、象嵌部分などに個体差がありますことご了承ください。

サイズ：長さ59mm（金具を含めると100mm）×幅30mm×厚さ5mm
材質：ウォールナット、貝、金具
製造：日本