インドに何度も足を運び、マザーテレサを間近に見ながら「死を待つ人の家」で生活した…筆者は、何を見、何を感じたのか。……死を待つ人々の家では、たくさんの人々に出会う。一日三人ぐらい死んでいくので、出会った人の半数以上の人はもうこの世にはいない。それでも路上に倒れて、誰一人話しかけもせず、見守りもせずに死んでいくのと比べれば、どんなに幸せだろうと思う。カリガットの死を待つ人々の家は病気を治したり、食糧を配給したりする、病院とか救護施設ではなく、ある意味では、最も苦しむ人々と出会ったり、面会したりする場であるのかもしれない。(「本文」より)
著者:坂倉 圭
判型:文庫判
ページ数:247ページ
ISBN:4-88216-253-9
発行:聖母の騎士社
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