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トマス・アクィナスにおける「愛」と「正義」 [知泉書館]

パウルスショップ価格: 8,800円(税込)

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 本書は、倫理学における「愛の位置づけ」という観点から、トマスがアリストテレスの徳倫理の導入で果たした役割と有効性を明らかにする。
 著者は、アリストテレスが「自然本性」という概念のうちに生命活動が自己実現する方向性を示し、「徳」をその生命エネルギーの源泉をなす構造的秩序としている点に光をあて、トマスがその側面を受容しつつ、どう変容させたかをテキストに即して考察する。

○ 主な目次
第一部 トマス倫理学の基本的性格
第1章 トマスにおける「倫理学」 
第2章 自然本性の自己超越
第3章 愛と正義

第二部 人間的自然本性の自己完成と対他性 
第4章 トマスにおける徳の理論
第5章 徳としての正義
第6章 倫理的責務と法的責務
第7章 トマスにおける愛
第8章 友愛としての神愛

第三部 人間的自然本性の自己超越
第9章 トマスにおける徳の倫理
第10章 アウグスティヌスにおける徳の倫理とトマス
第11章 徳としての神愛
第12章 「義」とされること
第13章 トマス倫理学における恩恵

第四部 愛と正義の諸相
第14章 神愛倫理の対他的展開
第15章 トマスにおける正義について
第16章 知的的本性の完全性と悪
終章

著者: 桑原直巳
判型: A5判上製
ページ: 528
ISBN: 4-901654-48-9
発行: 知泉書館

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