高齢社会化とともに「終末期医療」や「良い死の迎え方」への関心は高まっている。人生の終わりをしなやかに生きるために、在宅ケア医、死生学や哲学の研究者など７人が、具体的な心得と考察により終末を生きる意味と方法を問う。

●目次
1時限目　死に逝く人へのこころのケア　アルフォンス・デーケン（上智大学名誉教授）
2時限目　終わりの時期の意思決定プロセス　清水哲郎（東京大学大学院人文社会系研究科 死生学・応用倫理センター
　　　　　　上廣講座 特任教授）
3時限目　苦しみの中でも幸せは見つかる　小澤竹俊（めぐみ在宅クリニック院長）
4時限目　ターミナル介護の現場で思うこと　小館貴幸（介護福祉士）
5時限目　東京都における在宅終末期医療の現状と今後の展望　川畑正博（東京厚生年金病院緩和ケア内科部長）
6時限目　かかわりあいが作る「良い死」　山崎浩司（信州大学医学部保健学科准教授）
7時限目　終末期医療がなぜ大きな問題になったか？　浅見昇吾（上智大学外国語学部教授）

編者：清水哲郎/浅見昇吾/アルフォンス＝デーケン
判型：四六判 並製
ページ数：224ページ
ISBN：978-4-385-36517-6
発行：三省堂