16世紀に、宣教師フランシスコ・ザビエルが日本にキリスト教を伝えて以来、、長崎では数々の困難を越えて、キリスト教信仰が守られてきました。キリスト教の伝来と繁栄。そして、禁教令の発布後はキリシタンたちは、激しく弾圧され、250年もの長い年月を潜伏し、そして奇跡の復活を遂げます。
この世界でも類を見ない布教の歴史を物語る資産として、2014年9月にユネスコの世界遺産暫定リストにも登録され、今注目を集めています。
司祭がいない状態で伝承された信仰は正式なカトリックとは異なる「かくれキリシタン」として独自のキリシタン文化を築きあげました。複雑な歴史の中で、信徒たちが造り上げた「祈りの場」はどのようなところか。平戸、長崎、外海、五島で、信徒たちが心を込めて造り上げた、美しい教会と聖地を歴史を織り交ぜながら、グラフィックで紹介します。

●掲載内容抜粋
カトリック長崎大司教区 高見三明大司教 巻頭特別インタビュー
平戸ザビエル記念教会／田平天主堂／黒島天主堂/大浦天主堂／日本二十六聖人記念聖堂 聖フィリッポ教会／浦上天主堂／出津教会堂/堂崎教会／旧五輪教会堂／頭ヶ島天主堂／旧野首教会

著者：吉田 さらさ
判型：A5判　並製
ページ数：128ページ
ISBN：978-4-533-10676-7
発行：JTBパブリッシング