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ホーム書籍・雑誌 > 随筆/評論従順という心の病い 私たちはすでに従順になっている
商品詳細

従順という心の病い 私たちはすでに従順になっている[YOBEL,Inc.]

パウルスショップ価格: 880円(税込)
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従順であるとは、「他者の意志への屈服」である。この場合、他者は、被抑圧者に対して、「権力」 を行使している。この抑圧は、すでに乳児期に、つまり言語や思考を身につける以前に始まる。そ のため従順になった子どもは、子どもの期間だけでなく、後になっても気づくことなく、耐え忍ぶ ようになる。このようにして、私たちの文化が発展してきた。それは、しっかり固定化した慣習が、 それを反映する従順へと私たちをそそのかし、権威に疑いを持たないように仕向け、あらかじめ方 向づけられた計画や集団の思考に献身するように誘導し、最終的に、自分で考え、自分で判断する ことを不可能にする。2011年3月11日に福島で起きた原子力発電所の事故の後に、日本の国会に 設けられた事故調査委員会の委員長であった黒川清〔1936―。医学博士、東京大学名誉教授、元日本学術会議会長。 2011年より、東京電力福島原子力発電所事故調査委員会の委員長〕は、事故はそもそも、日本の監督官庁の見解が、 原発を運営しているTEPCO(東京電力株式会社)と一致していたので起こったと指摘し、「権威 者や政府に無批判に従順になることが、日本文化の深層に根を張っている」ことが原因だと指摘し た(マルティン・ケーリング〔ドイツのジャーナリスト、東アジア特派員〕)。〈本文より〉

●目次
従順の問題点
子どもの成長と従順
従順の原因
誤ったアイデンティティと破滅行為
権威と従順
従順から逃れる道
国家論―従順の権力構造
従順―私たちの文化の基盤と病理
従順とのたたかい
謝辞

人名索引

著者:アルノ・グリューン
訳者:村椿嘉信
判型:四六判変形  並製
ページ数:118ページ
ISBN:978-4-907486-42-6
発行:ヨベル
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