諸宗教対話について学び、理解を深めるための資料および解説。公文書資料は、第二バチカン公会議文書、教皇文書、教会法、カテキズム、教皇庁文書、FABC文書、日本司教団文書から、諸宗教対話に関する記述を抜粋して構成。解説には、日本の教会の諸宗教対話実践の舞台で活躍する四師による、対話の歴史、現状、理念、問題などに関する論考を収録。

●主な目次

I　公文書資料集
　第二バチカン公会議文書
　　教会憲章
　　現代世界憲章
　　教会の宣教活動に関する教令
　　信教の自由に関する宣言
　　キリスト教以外の諸宗教に対する教会の態度についての宣言
　教皇文書
　　回勅 エクレジアム・スアム
　　使徒的 勧告福音宣教
　　回勅 人間のあがない主
　　使徒的勧告 信徒の召命と使命
　　回勅 救い主の使命
　　使徒的書簡 紀元2000年の到来
　　使徒的勧告 アジアにおける教会
　　使徒的書簡 新千年期の初めに
　教会法
　　カトリック新教会法典
　要理書
　　カトリック教会のカテキズム
　教皇庁教理省の文書
　　宣言 主イエス
　その他の教皇庁文書
　　キリスト教以外の諸宗教の信奉者に対する教会の態度
　　対話と宣言
　アジア司教協議会連盟（FABC）文書
　　諸宗教対話についての論題
　日本カトリック司教協議会文書
　　祖先と死者についてのカトリック信者の手引き
　　カトリック教会の教え
II　諸宗教対話の解説
　なぜ対話か—デ・ジョルジマリア
　カトリック教会における「諸宗教対話」と「諸宗教の神学」の概要—阿部仲麻呂
　キリスト教と仏教との対話の歩み—奥村一郎
　諸宗教の人々と共に祈る—フランコ・ソットコルノラ